カーオーディオバブル期は各メーカー高額なフルシステムが存在していましたね
フルシステムの最大のメリットは、親が同じ、育ちも同じって事なんですよね
同じ思想、個性を持ち、同じ方向を向いているチームなんです
ユニットが開発される時は必ず相棒が居るんですよね
アンプの開発の時はヘッドユニットだったりと、特定の相手が必ずいるものなんですね
だから万能なエントリーモデルでも相性って必ずあるんですよね
入口から出口まで一貫して開発されたメーカーのデモカーが、有名ショップデモカーを上回るなんて事は普通にありました
しかもそのデモカーは、カーオーディオ的なインストール技術を誇るショップ制作でもなかったり
組み合わせの大切さを勉強する機会になったものでした
マッキントッシュは世田谷と芦屋の直営店でしか買えず、
取り付け込みで一律100万という売り方しかしていない時代がありました
想定外のユニットとの組み合わせを避ける為か、各メーカー独自の接続方法を用いていましたね
そんなユニットが、雑誌の品評会では無縁のユニット達と立ち回らされ、不本意な評価が下されるんですよね
ジャズが得意だとか、ロックが苦手だとか、あらぬ疑いまで掛けられてしまうんですね
生みの親である開発者さん達はさぞ悔しい思いをしていると思います
流行りや人気を考えての組み合わせも分かるんですが、せめて物理的な相性くらいは見極めて品評してあげて欲しいと思っています
身近なフルシステムの代表は純正オーディオと、死語ですがミニコンポ、ラジカセです
テレビの音声も自然で疲れない
安価でもきちんと仕上げれば楽しめる音になるんですよね